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がんばれ!日本のメーカー!

こんにちは。一幸堂の代表 恩田です。
 
先日、業界関係者と一緒に、筆記具メーカー「ゼブラ」さんの工場を見学してきました。
ゼブラさんは、ボールペンやシャーボ、マッキーなどで有名な、日本でも有数の筆記具メーカーです。
ゼブラさんの工場は栃木県にあります。
 
ゼブラさんでは全ての部材を、基本的には自分達で作っているそうですが、僕が感心したのは「ボールペンの芯」を作る工程でした。
 
皆さん、ボールペンの一番大事な「芯」の構造って分かりますか?
 
ステンレスのパイプが、先に行くほど細くなり、そこに極小さなボールが組み込まれています。インクはこのボールに乗り、パイプをボールの僅かな隙間から紙に転写されているのです。
 
このボールとパイプの隙間、そしてボールを保持し回転させる為の形状。これが非常に細かく、その書き味、精度を決めるキモになります。
ゼブラさんの工場でも、ここの工程がトップシークレットだそうです。今回は特別に中を見せてもらいましたが、ちょっと技術の知識がある人などは、窓越しにしか見学できないそうです。(工場全体は、もちろんカメラ撮影禁止)
 
『ははぁ・・・・・』
 
特別な機械がグルグル廻り、そのとなりでは非常に地道な品質検査が行なわれていました。
 
 
帰りのバスの中で、ゼブラの支店長さんにちょっと意地悪な質問をしました。
 
「あれだけ技術をかけて作ったゼブラさんのボールペンは、100円均一の安い外国産と、どこが違いますか?」
 
支店長さんは「あれだけの精度の工作技術は、やはりまだまだ日本が一番です。技術はどんどん真似をされていきますが、こちらは更にあらゆる技術に磨きを掛けていきます!」と力強く仰っていました。
 
「書く」という行為だけ考えた時、場合によっては「なんでもいい、書ければいい」という選択もあるでしょう。僕はこういう考えを否定しません。
でもそこで・・・ちょっと考えて「スムーズに、素敵に、心を込めて」という時には、是非、心のこもった製品を是非使ってほしいな、と思います。
 
「書く」にプラスされる「価値」がそこにはきっとあります。そして、我々売る側の人間も、そんな「作り手」の思いも、キチンと価値として表現して売っていきたいな、と思います。